2021/10/27
映画レヴュー「アバウト・シュミット」
おはようございます。
ただいま午前5時45分 夜が長くなりましたね。日の出までもう少々です…。
昨日は墓の草取りとお参りに行ってきました。
毎週火曜日に墓参りを済ませてからロータリーの例会に向かうようにしているので、忘れることはないのです。
「アバウト・シュミット」2002年/アメリカ/ヒューマン/125分
年を重ねてから観ると味わいを増す作品。
妻、娘、仕事を失ったジャック・ニコルソン扮するウォーレンには、もうなにも残されていなかった。
誰からも必要とされない、抜け殻のような余生が転がっているだけだった。
いつもは大仰すぎる演技が鼻につくニコルソンだが、本作では抑制のきいた演技で、しみじみとした心持ちにさせてくれた。
彼もいい年の重ね方をしていたのだ。
本作から11年後、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」という、傑作ロードムービーを世に送り出す監督アレクサンダー・ペインだが、同じく老人が主役を務めるロードムービーの良作を、このときすでにこしらえていたのだ。もはや彼にこの分野の第一人者というお墨付きを与えても異論はなかろう。
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【お別れのメッセージ】
アルテで書かれた故人へのお手紙です。
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