2020/11/25
別れの風景…葬儀シナリオ
10月×日
これまで5000件以上の葬儀司会を勤めてきましたが、ナレーションをおこすのには毎回苦労します。
私の場合、まずは季節の言葉で始めます。
読み始めたときは参列者もお席を離れておられたり、おしゃべりが忙しかったりしますので、「そろそろ時間ですよ」と言う予鈴の意味もあります。
そして皆さまが落ち着かれてから故人のひととなりを読み上げるようにしています。
ご遺族が時間をかけて、一生懸命故人のことを思いお書きになられたので、一言一句疎かにならないよう細心の注意を払います。
最近は身内ばかりだら、改まったナレーションは必要ないと言う方もおられます。
いかなる場合もご遺族の思いを最優先してお式に臨んでいます。
100人には100通りの人生があります。
この世にふたつとない葬儀ナレーション。
毎回毎回が真剣勝負です。
ノエル
「おとうたん…毎回書斎で苦労しているね…」
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