2020/11/08
「マーサの幸せレシピ」
10月✕日
ご覧のおつまみでクラフトビールを1缶飲む。
続いてビーフシチューと赤ワイン2杯
この夜のホームシアターは…「マーサの幸せレシピ」2001年/ドイツ映画を観る。
マーサは男勝りの女流シェフ。
クレームを付ける客を追い出す始末で、
オーナーも頭を抱えるが、なにしろ腕がいいのでクビにはできないでいる。
ある日マーサの妹が交通事故で亡くなり、手の焼ける姪を引き取ることになる。
この少女は拒食症で反抗的、家族愛に飢えている。
そんなときイタリアンのシェフ・マリオが入店する。
案の定マーサと衝突するが、姪がマリオに懐いたことが゛つなぎ゛の役割を果たし、
マーサとマリオは急接近するが…。
ラストシーンは敢えて映像化せず、
客の想像に委ねた方が作品の風味が増したことだろう。
とは言っても、女流監督が手料理を作るように、
手間ひまかけて丁寧に調理した作品に仕上がっている。
主演のマルティナ・ゲデックはバイタリティーと色香を併せ持つ魅力的なシェフを演じているが、
12年後の「リスボンに誘われて」では、ぬくもりのある眼科医役を演り、
いい年の重ね方をした芳醇なワインの香りを放っていた。
この作品では次々に運ばれてくる高級料理も重要な出演者のひとつだろう。
役者陣を食わない程度に存在感を示していた。
さらにBGMも妙々たるもので、特にキース・ジャレットのピアノは、
私の心を揺さぶってくれた。
私は思った…毎日「シュー様の幸せレシピ」を味わっていることに感謝しようと……。
ノエル
「おとうたん…最後のひとこと好感度UPでちゅね…」
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