2020/10/15
「ダージリン急行」
9月✕日
ロールサンドと鶏のから揚げでクラフトビールを飲む。
ゆうはんが済むと階段を駆け上がりシアタールーム直行。
この日は「ダージリン急行」2007年/アメリカ映画/3.2点
おなじみ監督ウェス・アンダーソン一座が集結し、学園祭風のノリで作ったコメディ映画。
ストーリーの展開は目まぐるしい。父親の死をきっかけに、離れ離れになっていた三兄弟が集まり、
子どもの頃に生き別れになっていた母親に会うために、インド中を旅してまわると言う物語である。
それにしてもこの監督の作品の色彩はいつも秀逸だ。
本作ではターコイズブルーが私の目を奪った。
さらにどのような力学が働くのか、毎回オールスターキャストがラインナップに並ぶのには感心する。
三兄弟は、オーウェン・ウイルソンを長兄に、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマンと来て、
母親役はアンジェリカ・ヒューストン。
彼女は「アダムス・ファミリー」以来久々の再会となったが、よい年の重ね方をしていて、堂々たる古木の佇まいを魅せてくれた。
また、ビル・マーレイ、ナタリー・ポートマンと言う一騎当千のつわものたちを、
エキストラ風に使うと言う実に贅沢な仕上がりは、一流料亭の箱膳の如き趣きであった。
エンドロールを見ていたら、制作者の中にコッポラの息子の名を発見。
多才な一族だ。
ノエル
「おとうたん…急行列車もいいけど…ボクの運転でドライブするじょ…」
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