2020/10/18
「タイムリミット」
9月✕日
グレープフルーツサラダとフィッシュ&ポテトで英国ビールを飲む。
この日のホームシアターはドイツ発のクライム・サスペンス映画。
「タイムリミット」2008年/3.4点
主人公のカールは不動産会社の共同経営者であり、やり手デベロッパーだ。
ある日、こども二人を乗せた車に爆薬を仕掛けられ、
犯人から金を要求される。
初めは高をくくっていたが、同じ手口にあった共同経営者の車が爆発するに至り、ストーリーは俄然緊迫の度合いを増してくる。
犯人との駆け引きの中で、局面は目まぐるしく変わるわけだが、
いちいち泣き叫ぶカールのリアクションが目障り耳障りで、とてもやり手デベロッパーに見えなかったのが残念。
脚本をサスペンス一本に絞るべきだった。
なまじっか親子愛から不倫まで盛り込もうしたため、話が散漫になってしまった。
そうダニエル・クレイグ的演技と演出と脚本でクールに犯人と対峙させたら、かなりのレベルのサスペンス作品になっていただろう。
そんな中、爆弾処理班の女性責任者役でハンナー・ヘルツシュプルンクを見つけた。
彼女は名画「愛を読む人」にもちょい役で出ていて気になる存在になっていたが、
本作でも抑制の効いた演技を披露し、私を大いに満足させてくれた。
ノエル
「ボクが運転をしてたら…こんな大騒ぎにはならなかったはずだじょ…」
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