2020/09/21
「追憶のローマ」
8月✕日
この日は休日だったので午前中はドッグラン。
夕方からジムでトレーニングをしてきました。
夕食はシューシェフの手料理
豚肉の煮込み 煮魚 サラダ ざるそば
栗ご飯をひと口
今年は栗が豊作だそうです。
この日のホームシアターは
「グレート・ビューティー 追憶のローマ」2013年/イタリア映画/3.8点
カンヌではパルムドール、アカデミーでは外国語映画賞に輝いた作品です。
戦後になって、名画とその巨匠たちを次々と世に送り出したイタリア映画界が、
久しぶりにパオロ・ソレンティーノと言う俊才を見せてくれました。
この作品に描かれていたのは4つ。
①美しいローマの風景
②美しいイタリアファッション
③美しい台詞
④フェリーニへのオマージュ
特に④については「甘い生活」でフェリーニが描き切ったブルジョワジーの退廃とデカダンスが、
この作品の至る所に散見できました。
また時には「アマルコルド」の香りも漂ってきました。
主役のトニ・セルヴィッロは貫禄の演技。
まるで旅行番組のナビゲーターのように美しいローマの街を目の前に出してくれます。
享楽に耽っていた日々は去り、次々とまわりの者が消えゆき、
次第に孤独と生きる意味との狭間で悩むトニ。
上質なイタリアワインを味わうような佳作でありました。
ノエル
「ボクのドッグランもローマに負けないくらいキレイなところだじょ…」
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