2020/09/17
「ジャッジ 裁かれる判事」
8月✕日
この日はノンアルコールでシアタールームに入りました。
作品は「ジャッジ 裁かれる判事」2014年/アメリカ/☆☆☆3.8
法廷サスペンスと言う触れ込みでしたが、父子の確執と和解を描いた辛口のファミリー映画でした。
プライドは高いけど、妻を失い次第に衰えていく判事をロバート・デュバルが好演しています。
三人の息子たちがそれぞれ個性的です。
長男は体は大きいけど父親に頭が上がりません。
次男(ロバート・ダウニーJr.)は父親に反発し、故郷を捨てシカゴで弁護士として成功を収めています。
しかし、父親の愛に飢えていて、ちょうど「エデンの東」のジェームズ・ディーン状態です。
三男は発達障害がありますが、性格が良く家族の中和剤的存在です。
舞台となった静かな町である日ひき逃げ事件が起こり、ロバート・デュバルが容疑者になります。
絶縁状態にあった二男が父親の弁護士として法廷に立ちます。
そしてその判決はいかに…と言う筋立てとなっています。
二男の元カノ役で出てくるヴェラ・ファーミガの目は魅力的ですね。
何色と表現したらいいんでしょう…宝石みたいです。
ホント魅入られてしまいます。
そして最後のボートシーンを見てあの映画を思い出さない人はいないでしょう…「ゴッドファーザー」です。
「ゴッドファーザー」ではボートハウスとボートシーンが随所で重要な役割を果たしていますが、
ロバート・デュバルがボートには乗るシーンはありませんでした。
ひょっとしたらこの映画のラストは彼からのリクエストだったかもしれませんね(笑)
ノエル
「この映画みたいに何かあったら…ボクもおとうたんを助けてあげるじょ…」