11-10-05-03
シネコンで観た。
アラン・ドロン格好いいね。
ところでこの映画については様々な解釈がなされているが
中でも淀川長治氏が生前解いていた
「主人公の二人は同性愛」説について、今回特に注意して観てみた。
二人で手をつないで桟橋から降りてくるシーン。
フィリップの洋服を着て靴を履いた自分を鏡に映して恍惚となるドロン。
船とロープでつながれたポートは離れられない二人の関係を暗示している。
スクリューにひっかかり引き上げられてくるとき
シートからはみ出たフィリップの右手と
ラストでグラスを傾けるドロンの右手のクローズアップは、握手をしている…
などなど…
後年、原作者のパトリシア・ハイスミスが同性愛者だったことが判明し
この説は更に説得力を持つことになる。
名画の条件は
観るたびに新しい発見があること。
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