2020/11/30
「50年後のぼくたちは」
10月✕日
マカロニサラダとスパニッシュオムレツでクラフトビール1本とワイン2杯飲む。
ホームシアター「50年後のボクたちは」2016年/ドイツ映画
ティーンエイジャーたちのひと夏の冒険物語。
マルク青年は両親が不和、父は不倫、母はアル中というありさま。
転校生のチックは素性のわからぬアジア系のロシア人で、ふたりとも学校では浮いた存在だ。
夏休みになっても何もすることのない二人は、チックが盗んだ車で「ワラキア」と言うハンガリー南部の町を目指すことにする。
その青っぽい旅の途中でチェコ人のイザと言う娘と出会い三人旅となる。
イザはマルクに色香を振りかけるが、うぶなマルクはそれに応えることができない。
甘酸っぱい風味の漂うロードムービーは、ドイツ郊外の美しいパノラマの中を目的地へ向けて進行する。
途中、遺跡のような岩山にたどり着いた三人はある誓いを立てる。
その誓いがこの映画のタイトルにつながるわけだ。
この映画はドイツ版「スタンド・バイ・ミー」と言えるだろうが、若者たちのひと夏の冒険譚にのめり込むには、私は少し歳をとりすぎたのかもしれない。
鑑賞用の椅子に深く身を沈めながら、遂にこの映画のクライマックスを見つけることができなかった。
学生時代に出会うべき作品だった。
同じドイツ映画の「タイムリミット」で車を盗むテロリスト役を演じたマルク・ホーセマンの顔を見つけたが、この作品では少年に自転車を盗まれる警官役を演じて私を大いに楽しませてくれた。
3.4点
ノエル
「ボクは50年後もおとうたんと一緒だじょ…」
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