2020/10/25
「コードネーム U.N.C.L.E」
9月✕日
鰯の煮つけ
つみれとゴーヤの炒めもの
取り合わせは悪いけどベルギービールを飲む
ホームシアターでは…
2015年の英国映画「コードネーム U.N.C.L.E」を観る。
実にスタイリッシュな英国スパイアクションだった。
原作は懐かしいTVドラマシリーズの「ナポレオン・ソロ」。
「007シリーズ」や「ミッション・インポッシブルシリーズ」ほど予算をかけてはいないが、
1960年代のレトロ感満載で、米ソ冷戦時代の風味が漂っていた。
このあたりは監督ガイ・リッチーの職人技の見せ場である。
主役のナポレオン・ソロを演ずるはヘンリー・カヴィル。
ジェームズ・ボンド役の候補にも挙がったと言われるが、
ぜひ彼のボンド役も観て見たいと思わせるような好演であった。
またクリアキンに扮したアーミー・ハマーだが、ソロよりも内面の苦悩が色濃く描かれ、
さぞかし演りがいがあったことだろう。
ヒュー・グラントも英国諜報部員役で久しぶりに顔を覗かせてくれた。
嘗ての甘いマスクに渋みと言うエッセンスが加わり、
往年のロバート・ワグナー、はたまた竹脇無我というていであった。
惜しむらくは主演女優のマリシア・ヴィカンダーのところに、
あと幾分かでも色気を足せば申し分なかった。
彼女は清楚過ぎた。
BGMは60年代の懐かしいナンバーがスクリーンから放たれ、
私を大いに興奮させてくれた。
続編のリクエストがかなりの数寄せられているそうだが、
むべなるかなである。
3.8点
ノエル
「ボクもスパイみたいに命がけで背中をかいてるじょ…」
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