2020/09/15
「ぼくのエリ 200歳の少女」
8月✕日
暑い時期は柑橘系のクラフトビールも美味しいですね。
和風サラダ
チリメンが効いてました。
ポン酢でいただく。
この日はシューシェフをねぎらいお持ち帰り日。
恵やプラスさんの焼鳥各種。
つくねが美味しかった。
ノエちゃんは相変らずお豆腐。
ハードなお仕事が続いていたので、
重い足取りで階段を昇るとシアタールームへ直行。
この夜の作品は…
「ぼくのエリ 200歳の少女」2008年/スウェーデン/☆☆☆3.2点
二日連続で奇妙な映画を観てしまいました。
誰もこの作品観ないでしょうからネタバレで行きますね。
オスカー少年は母子家庭。転校したての学校でいじめにあいます。
その頃、深夜通行人が中年の男(ホーガン)から襲われ血を抜かれる事件が起こります。
オスカーは隣のアパートに越してきた孤独な少女エリと出逢います。
ある夜、そのエリが通行人をかみ殺すところを住人が目撃します。
そしてその遺体はホーガンが埋めました。
このあたりから段々イヤ~な雰囲気になっていきます。
オスカーはブロンドのいかにもゲルマン系の少年なんですが、
エリは国籍不明の不気味な風貌をしてます。
お互い孤独なオスカーとエリは次第に仲良くなっていきます。
オスカーがいじめられるとエリが仕返しをするようにすすめます。
オスカーはエリの本性を知りません。
やがてホーガンは殺人未遂がバレて自殺します。
ホーガンはエリに魅入られて、エリのために人を殺し、血液を届けていたのです。
エリの正体はヴァンパイアだったんです。
私ゃ北欧のスタイリッシュなミステリーとばかり思ってたら、おどろおどろしい吸血鬼映画でした。
話はその後二転三転するんですが、残念なのはオスカー少年とエリのバランスが悪すぎることです。
エリがブロンドのかわい子ちゃんだったらもっと感情移入できたかもです。
見た目が不気味過ぎて、オスカー少年やホーガンが惹かれるための説得力がなかった。
これ人種差別で言ってるんじゃないですからね。
演出の話です。
最後はオスカー少年がホーガンみたいに、
エリの虜になって悲惨な結末を迎えることを予感させながら終わります。
恋愛ものとしても、ホラーものとしても、どちらも中途半端。
世界中で絶賛されたと言うキャッチコピーがむなしく揺れてました。
妄想タイトル
「血に飢えた女」「呪われた血」
ノエル
「ボクの血なんかストローでふた口くらいでちょうね…」