社長のブログ

2020/08/10
「ニーチェの馬」

 

 

名前はいちいち覚えられないけど…クラフトビールいいなあ…

 

 

 

 

シューシェフのカルパッチョ

サーモンとアボカド

 

 

 

私のリクエストでオムレツがメインでした☆

 

とき卵をボウルに敷いたラップで包み、ボウルごと電子レンジでチン!するだけで出来上がり 💡

 

フライパンを使わなくていいんだって‼

 

これもユーチューブのクラシルレシピだそうでございます。 

 

 

ワインはカリフォルニアの白を開けました。

 

 

さあ、いい気分になったところでホームシアタータイム

 

この夜は「ニーチェの馬」 2011年/ハンガリー映画

 

 

タル・ベーラと言うハンガリーの巨匠の作品でしたが、

生涯忘れられない一作になりましたね。

名作ですよ。

 

 

ハンガリーの荒れ地に1軒のオンボロ農家が建ってます。

 

 

外から女の悲鳴のような音を立てて風が吹き付けます。

その音が冷たく物悲しいんです。

モノクロの映像と合わさって、この作品がハッピーでないことがわかります。

 

 

その掘っ立て小屋の中には、右手が不自由な父親と一人娘が生活しています。

貧乏の極みです。

 

 

この二人の6日間を映画は描きますが、生活は毎日毎日同じことの繰り返しです。

 

 

朝起きて娘が着替え、父親の着替えの手伝いをします(片手が不自由なため)。

それが終わると娘は井戸の水汲みに行きます。

朝食はジャガイモで作った焼酎だけです。

それから馬小屋で馬の世話をします。この馬だけが唯一の働き手です。

 

 

仕事が終わるとまた父親の着替えの手伝いをします。

夕食は毎日茹でたジャガイモ1個だけです。

ふたりは向かい合って塩をかけて食べます。

 

 

この間、台詞はありません。

あの風の音と暗い音楽が繰り返し流れています。

 

 

二人には一切の会話がありません。

もちろん笑いや歌や踊りなどの娯楽もありません。

でも不満も衝突も怒りもありません。

あるのは原野のようにはてしなく広がる絶望だけです。

 

 

【超オススメの本作ですので、ご覧になりたい方はここらはネタバレになります】

 

 

五日目、命綱だった井戸が乾上がり、馬も動かなくなりました。

それは二人にとって「死」を意味していました。

 

 

二人は家を捨てることを決心します。

荷馬車をおして家を出ますが、しばらくするとまた戻ってきます。

きっと行くところがなかったんでしょうね。

 

 

そしてまたいつもの毎日が始まります。

でも今度は限られた水と動かなくなった馬しかありません。

 

 

食卓にはジャガイモが二個。

父がかじると「ジャキっ」と音がしました。

そうです。生だったんですね。

もうジャガイモを茹でることもできなくなっていました。

 

 

カメラが引きます。

家の外からの映像になります。

 

 

絶望的な表情の父娘が食卓に座っています。

その家の窓を悲鳴を上げながら風が容赦なく叩き続けます。

 

 

ここでこの映画は終わります。

 

 

暗い暗い 悲しい悲しい映画ですが、なぜか心を打たれます。

 

生きることに意味は必要なく、死なないことが生きることだ…と言っているようです。

 

主演女優のボーク・エリカはタル・ベーラ監督作品にだけ出演し、普段はバイト生活をしているそうです。

 

そしてタイトルにもなっている馬の悲しげな表情がいいんですね。

どうやらオーデションがあったみたいで、監督自らが選んだ馬だとか…。

 

たまにはこういう作品を観て、人生を考えるのもいいものですよ。

 

4.2を献上 💡 

 

 

 

 

 

 

 

ノエル

「おとうたん…もし犬のオーデションがあったら絶対教えてね…ボクもそろそろ働かないとね…」