2020/06/17
③「わたしは、ダニエル・ブレイク」
この夜もいつものようにクラフトビールでキックオフ!
妻・シューシェフの作品は…
ピンチョス
和風ピザ
命の水はアルザスの…ロゼかな…白かな……
ホームシアターは…
「わたしは、ダニエル・ブレイク」
2016年制作のパルムドール受賞作です。 💡
英国における貧困層の実態を赤裸々に描いた作品。
失業手当、保険など社会保障の手続きの煩雑さは、
コロナ禍における日本の現状がオーバーラップしてきました。
移民系と思われる若い女性が、
二人の子供を抱えて(それぞれ肌の色が違うので、別々の夫との間の子か?)生きていく難しさ。
それに寄り添おうとする主人公の葛藤。
親子ほど年の離れた男女の、よくある年の差婚的恋愛表現はいっさいありません。
自分の失業手当さえもらえない主人公が、必死に若い女性の家族に手を差し伸べます。
その健気で義侠心溢れる姿に胸を打たれると同時に、
「お前ひとの世話どころじゃないやろ!」と…なにやら哀れさを禁じえません。
現在英国のアングロサクソンは少数派になったそうです。
今や人種のるつぼと化した英国が抱える社会問題に対し、ストレートにメスを入れた佳作でした。
採点は4.0の高得点‼
ノエル
「ボクはおとうたんと晩酌できれば…それだけで幸せだじょ…」
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