社長のブログ過去記事

2011/10/22
「エデンの東」

11-10-22-07

名画座で30年ぶりに観た。
以前観た時は20歳過ぎ。
まだ学生気分が抜けていない頃で、しかも頼りとする父が脳梗塞で倒れた時期。
これから会社はどうなるのか…
どうして暮していったらいいのか…
人生の先行きが見えず、途方に暮れていた時代。
この映画の中でも、最後父親が脳卒中で倒れ、
そのお陰で葛藤していた親子が和解するというエンディングなのだが
何故か感情移入できなかった記憶がある。
きっと自分の実生活の方が不幸でドラマチックと感じ
この映画に作り物の異臭を感じたに違いない。
思へばこの頃から映画離れしていったことを思い出した。
映画は虚構の世界。
自分の人生は現実のもの。
どこか不遇な環境を恨み、人生をすねていたようだ。
そして30年たって今回…涙が止まらなかった。
何故か判らないが、ラストではハンカチを手にしていた。
親を恨んでいた子が改心して、素直に生きることに共感を覚えたからか?
いや違う。
こんな子供に育ててしまった親の痛みが切なかったのだ。
どうやら世間をすねていた映画青年が
子の成長を思う中年に変化してたと言うわけか。
何か人生の階段をひとつ登ったような気がした。