社長のブログ過去記事

2013/11/06
ある日のお別れ…

昭和40年代の初め

祖父の跡を継ぎ 父が葬儀業界に入ったころのお話です

当時は葬儀社というより

花輪やお棺などの仏具を製造販売する 葬具屋さんの時代でした

大きなお葬式の目安は たくさんの花輪が立ち並ぶことでした

ところが祖父が急逝したため

父には花輪を作る技術も車などの備品もありませんでした

そこで当社に手を差し伸べてくださったのが

麗花園さんという 老舗の花輪屋さんでした

花輪を挿す技術はもちろん

人手や車 道具など

本当に親身になってお世話頂いたと聞いておりました

そして父が早世し私の代になった当時も

困ったときは色々とお力をお借りしました

よく使われる言葉ですが

まさに仏様のような方でした

その恩人が去る1日の朝

92歳の生涯を閉じ 旅立っていかれました

これまで頂いたご厚誼に感謝しながら

父に成り代わり 心をこめて司会を勤めました

出棺のとき

式場の外は冷たい秋の雨が降っておりました

演出好きだった父が降らせた

最期の涙雨だったと思います

あちらの世界でも父がお世話になると思います

どうぞよろしくお願いします

合掌