社長のブログ過去記事

2013/10/04
ある日のお別れより…

 

大正の終わり 

農家の跡取りとして生まれました

 

農業養成所を卒業したときには 

世は戦時下になっていました

 

陸軍兵として満州戦線に従軍し

終戦後 シベリアに抑留されました

 

極寒の地で 生死をさまよい

昭和23年 奇跡的に引き揚げることができました

 

それからは農業一筋の人生がスタートしました

 

戦地で流した涙の汗は

いつしか畑での喜びの汗に変わりました

 

そしてひと息ついた頃

妻の介護が待っていました

 

故人にとって

もうひとつの闘いの始まりでした

 

寝食を忘れて

妻の病床に寄り添いました

 

そして

夫を苦労から解放するかのように

妻が忽然と旅立ちました

 

あれから7年

ようやくお浄土の地で

再び夫婦がめぐりあう日がきました

 

葬儀は悲しい別れではなく

希望に満ちた 新たな旅立ちになりました

 

それは88年の長い物語の

第2章の始まりでもありました

 

 

合掌