社長のブログ

2020/01/26
六道・珍皇寺

1月18日 京都にて

 

ご朱印隊の一行は、六波羅蜜寺から東山を目指して歩を進めましたが、

その途中で偶然見どころ満載のお寺を発見しました。

 

それがこの六道の辻にある珍皇寺です。

 

このお寺の後ろには東山の峰が連なり、その一角に鳥辺野という所があります。

 

鳥辺野は昔、死体捨て場だったところで、(今は墓地や京都火葬場になっています)

そこに向かう途中にあるこの珍皇寺でお経をあげてから人々は山に別け入っていました。

 

ちなみに、平安時代は鳥葬、風葬と言って遺体は野にさらし、

鳥に食べさせたり、風化させることで葬っていました。

 

しかし、これが疫病のもとになっていると察知し、

土葬と言う埋葬法を世に伝えたのが弘法大師・空海と言われています。

 

まさにこの珍皇寺がこの世とあの世を隔てる境目にあったのです。

 

六道の辻の六道とは、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六つの世界のことで、

天国へ行くか地獄へ行くかの分かれ目でしたが、今では地名としても残っています。

 

 

 

ですからこのお寺には閻魔大王像が祀られています。

 

閻魔堂の中に鎮座しておられ、拝観者は格子窓越にしか拝めません。

 

そして、このお寺にはもうひとつの逸話が残されています。

 

平安時代に小野篁(おのの・たかむら)と言う高級官僚にして歌人がいました。

 

その篁ですが、死んだ母親に会いたくて、

冥途へ続くこのお寺の井戸の中に毎晩入って行き、翌朝戻ってきていたとか…。

 

一説によると最後の方は閻魔大王の片腕となり、

裁判官の助手を務めていたと言うから驚きです。

 

閻魔堂の中には、閻魔大王と小野篁像が仲良く並んで祀られています。

 

↓廊下の格子窓からその井戸を見ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この世とあの世の境目にあるお寺で、おどろおどろしい伝説も残る珍皇寺。

 

まさに歴史ロマン満載のお寺でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ノエル「そのお寺は怖いので抱っこひもをしてもらうことにするじょ…」

 

 

ふじもと美誠堂は本日もご遺族の悲しみに寄り添い、

その折れそうな心を支えてまいります。