2018/02/18
思うこと
昨年来大切な方が次々に先立って行く
叔父であり会社の重鎮だった黒木誠二
父の従兄弟であり私にとって大切なアドバイザーだった藤元健一様
そして35年前に修業を積ませて頂いた公益社の松井会長…
ほかにも何人もの顔が浮かぶ
この方々の死には、何か自分の体の一部をはぎ取られるような痛みを感じる
その理由にようやく気付いた
共通しているのは私が若い頃から苦労を重ねて来た雌伏の時代を知る方々だと言うことだ
つまり私の今日に至る過程を良く知る方々である
早い時期に父を失った私にとって、この方々に認めてもらうことが自分のバックボーンになっていたのだ
負けず嫌いで反骨精神旺盛な私にとっての指標ともいえる方たちであった
「がんばってるね‼」 「最近成長したね」…
などとかけてもらう声がどんなにか励みにもなったし、プレッシャーにもなっていた
しかし、いつまでも子どもじゃあるまいし
年上のおじさまたちの顔色をうかがいながら生きている自分にそろそろ恥ずかしさを感じなきゃいけない歳になっていた
この方々を失ってようやく思い至った
もうひとからの賛辞を求めて生きていくのでなく
ひとに賛辞を…ときには叱咤を与える年齢になっていることに
私は思う
これからは疾風にも負けず立ち続け…その下を通る人々に涼風を与える…そんな名もない一本の木になりたいと…
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