2016/12/15
② 司会席にて…
先日、同業者である内藤葬祭さんの会長様の合同葬に際し、司会のご指名をいただきました。
2か月連続、同業者さんからのご指名でしたが、正直申して全く自信はありませんでした。
しかし、だらだらと尻込みしていてもご迷惑になるので、
業界の先輩に対して、ご恩返しのつもりでお引き受けした次第です。
でも、かなり不安いっぱいでしたので、補佐として中嶋部長を同行させました。
業界にも通じており、このようなときは最も頼りになる存在です。
さて、お通夜は1時間半に及ぶ長丁場となりましたが、それぞれが亡き会長を偲んでおられ
人情味にあふれたお人柄が改めて偲ばれました。
私はと言えば、青太を走り終えて式場に到着すると、
ご遺族へのご挨拶やお参りもそこそこに司会席に急行。
まずはアンプなど放送機材のチェック。
なんせメカに弱いうえ、初めて立つ司会席なだけに念入りにチェックしました。
司会席からの死角や、スピーカーの位置確認などが基本中の基本です。
ある程度、雰囲気に慣れたら初めて実際マイクを使ってテストをします。
このときにマイクやスピーカーのクセを把握します。
更にCDプレーヤーの操作や音響効果のチェック。
マイクボリュームとのバランスなどを確認。
更に、ご遺族とシナリオの打合せ。
特に同業者さんですと、そのホールのセールポイントはどこかお聞きして
アナウンスに取り入れるよう配慮します。
後は経験と度胸で勝負です。
不測の事態があっても決してあわてないこと。
汗をかきながら涼しい顔で勤めることが肝要です。
しびれるような緊張の中での司会…
亡き会長様の私に対する最期の教えだったのかもしれません。
閲覧数:770 ビュー